旅の話し 奈良吉野
(文・写真 yoshii )
目には見えない何かになんとなく 引っ張られているような、
今年は所々の時間で そんな風に感じる事が いつもより多い年のようです、
VOL.8で少しお話をした土地の事
小さい頃からなんとなく恋焦がれていた地 吉野の山間をぶらり歩いて来ました。
2013年から制作しだした オリジナル生地 吉野ちゃんシリーズ
雲居と万葉のイメージと意識の中にあったそのままの言葉として 吉野と名づけましたが、
今回の旅こそが はじめての訪れです。
訪れたのは 吉野町ではなく 吉野郡天川村
前日の夜に奈良梶原入りをし 朝一番で
近鉄吉野線 下市口より タクシーで約45分。
トンネルを抜けた時、空気が一瞬変わったように感じました。
今でこそ トンネルが出来 町との行き来がしやすくなったようですが、
昔は 簡単には行けない土地だったようです。
ただ 緑の中に身を置く
とんでもなく心地いい時間でした。
みたらい渓谷
前日の夜に奈良入りをし
朝一番に この天川村入りをしたのには 実は目的がありました。
天河大辯財天社 参拝
この旅のスタートは 吉野という土地に行く。 思いがあるから・・・ではなく
ある方に 天河大辯財天社様に行くべきという アドバイスを頂き
その場所が 偶然にも この吉野だったという・・・
このアドバイスを頂いた時は 本当に震える思いがしました、
3月に出雲大社 そして厳島神社様へ参拝出来、
5月にはスタッフの遠足で訪れた 江の島弁財天様
今 不思議な思いを頂いています。
天河大辯財天社様には 五十鈴(いすず)と言う
古来より伝わる独自の神器がございます。
天照大御神が天岩屋戸に御隠れになられた時、
天宇受売命(あめのうずめのみこと)が、ちまきの矛(神代鈴をつけた矛)をもって、
岩屋戸の前にて舞を舞われ、、岩屋戸が開かれ、
天地とともに明るく照りかがやいたという伝承はよく知られている事ですが、
こちらに登場する、天宇受売命が使用した神代鈴と同様のものであると伝えられています。
今回 こちらの五十鈴を頂いて ご祈祷をして頂いたのですが、
不思議な事にご祈祷が終わりまして
本殿から出た時に 今までぱらついていた雨が上がり お日様が顔をだされていらっしゃいました。
ただの偶然でしょうけれど、迎えて頂いたという思いを頂きました。
平日だったせいもあって、訪れる方はまばらでしたが、
翌朝 早朝の朝礼参拝
宿のご主人様が車で送ってくださり こちらも参拝する事が出来ました。
知る人ぞ知るという朝礼参拝だそうですが、希望される方も多くと伺ったのですが
なんと 私と娘の二人、、
本当に特別な時間を頂きました。
今 私の手首には頂いた五十鈴。
良いお仕事が出来ますように、身に着けています。
不思議と癒して頂きながら 皆様とご一緒の時間を過ごせてる気がします。
藤代で動くたびに鈴々と音のする人がいましたら 私ですので、
良かったら五十鈴のお話しさせて下さいね。